このごろ多い マウス肩

■ このごろとくに若い方に目立つのは 「マウス肩」です。
「マウス肩」は 私が名づけた病名ですが、症状や状態は五十肩とほとんど同じです。
 まずはじめに肩関節の外側あたりに、だるいような違和感が出ます。
 それがしだいに痛みを伴うようになり、 痛みは最初は動かしたときだけだったのが、夜ねているときなどにも、寝返りなどで痛みを感じて目がさめてしまうようになります。

 ひどいときには、服を着たりベルトをしめたりする動作で肩関節に激痛が走り、痛みで夜眠れなくなったりします。
  ほとんどの場合、肩先の少し前と肩甲骨の部位でやや外側あたりに、または肘の内側あたりに、だるさや痛みを感じるところから症状が始まります。

 これらは五十肩と部位や症状がほとんど同じですが、 20代や30代のように筋肉がまだ柔軟な人にも見られるようになったのが特徴です。

 原因はパソコンを使うとき、右手でマウス操作をしますが、この操作を長時間行うことで起きます。

 この症状は 肘(おもに右肘)が不安定な状態で作業を長時間続けることから起きるものです。
 

原因がはっきりしている場合は、日常的な姿勢や環境を調整することで症状は置きにくくなります。
たとえば、パソコンの作業中には、できるだけ机に体を近づける、肘を椅子や机または自分の脇にくっつけるなどして安定させること。
マウスを使わないときにも無意識にマウスを触っているクセがあるなら やめる

 ■ 症状に気づいたら早めにご相談ください。
軽いうちならすぐに戻りますが、痛みが出たり、無理に動かして痛めたりすると回復に時間がかかりますし、なによりも仕事に支障が出ます。 ぜひお早めにご相談ください。

■ イエラ治療室 電話 03−3338−6711

詳しくはお電話またはメールでご相談ください。

◆ 西尾はり灸マッサージ治療室
  ◆メールによるお問い合わせ


---- copyright nishio kenichi 2014/04/01 ----