強迫神経症

特定の観念にとらわれて不安や恐怖を抱き、それらを払拭するための強迫行動をくりかえしてしまう症状です。
強迫観念が強迫行動を誘発し、これが強迫観念をさらに増大させて・・という無限ループに陥る症状です。

症状の特徴

強迫観念の例

  • 自分や他人を傷つけてしまうかもしれないという恐れ
  • 恐ろしい考えや場面が頭から離れない
  • 汚れ/ばい菌/尿/便などに関する過剰な心配
  • 何かを忘れているのではないかという過剰な心配
  • 自分の体やその機能に対する異常なこだわり

これらの強迫観念を払拭するための行動を強迫行動といいます。
手を何度も洗ったり、鍵をかけたか電気を消したかなどを何度も確かめることを繰り返したり、決めたとおりにしないと安心できないなどがあります。
症状がひどくなると、トイレに行けない外に出られない 人と会えない 眠れない・・というような状態になると社会生活ができなくなります。

体の特徴

たとえば手を何度も洗ったのに、手を洗った感覚がない、足が強く緊張していてもその感覚がないなど身体感覚は他の精神疾患の方と同じく希薄や鈍化が強くある場合が多いです。
しかし上記の強迫観念とそれに伴う行動が自分の内部あるいは家庭の中でくりかえし体験してしまうために、なかなか回復に時間がかかる症状といわれています。

治療方法

行動療法として 暴露反応妨害法があり欧米では70%がこれで回復するといわれています。
恐れていたことにあえて立ち向かう (暴露法)
不安を下げるためにしてきた強迫行為をあえてしない (反応妨害法)

これらは言葉で書くと簡単ですが実際にはとても苦痛や苦悩を伴います。
東洋医学ではなかなか手ごわい症状ですが、まずは不安や恐怖を感じやすい心や身体を和らげる施術を中心にしながら上記の行動療法を行っていきます。

詳しくはお電話またはメールでご相談ください。

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---- copyright nishio kenichi 2014/04/01 ----