プロフィール

Yorikoです


私が思うこと・・・

とくに私たちの国でそういった傾向が顕著なのだと思いますが・・・
どこの音大を出た・外国に留学した・どこそこの有名な先生に師事した・コンテストで何位になった・・・
そういったある種の肩書きのようなもので音楽家や音楽そのものが評価されてしまう傾向やそれに付随する世の中の価値観などに鬱々とした気持ちになった時期があり、そのときピアノをやめてもいいと思いました。

それらを全て否定するわけではないのですが、そんな鬱々とした時期を経ていろんなことを体験し、いろんな人と出会うなかで・・
私のピアノを純粋に心で感じ喜んで楽しんでくれる人たちと出会いました。
そこで気づいたことは・・音楽を楽しみ喜び・そして何よりもピアノを弾くことを楽しむ気持ちが一番足りなかったのは私だったのかもしれない。

いま私が弾くピアノを私はとても素敵だと思えるようになりました。
そして、もっともっと素敵なピアノが弾けるようになれたらいいな。
そして誰かがそれを聞いてくれて素敵だなと思ってくれるなら、それもとてもうれしい。

私はベートーベンが好きです。
彼の人生は、家族や自身の聴覚障害のことなどさまざまな苦悩を多く抱えながら、それでも音楽だけのために信念を貫いた人でした。
彼の苦悩とは違うかもしれないけれど、どこか不安定に揺れているようなところは私ととても似ているところがあり、彼の気持ちが手にとるようにわかるときがあります。

私の中で響いた小さな音が、もしもあなたの胸に届いたなら、それはとてもうれしいことです。

Yoriko♪

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